「あ~、これ可愛い。・・・・でもこっちも綺麗でいいなぁ。う~ん」
両手に持った切り子のグラスを何度も見比べては吟味する。
もう既に10分はこの状態が続いている。
隣で見ている司は面倒臭そうな顔一つせず、
うんうん悩む涼子の姿を優しく見つめていた。
「・・・あ、ごめん。私って夢中になりすぎると周りが見えなる悪い癖があるんだよね。荷物重いでしょ?あっちのベンチで待っててくれない?」
「いえ、いいです」
「じゃあどっかに入ってお茶でもして待ってる?」
涼子の言葉に微笑むと、ゆっくり首を横に振った。
「ありがとうございます。お気持ちだけで充分です。僕はここにいます」
「・・・でも私に付き合ってたらいつになるかわかんないよ?」
「構いません。僕がいたくているんです。・・・・ご迷惑ですか?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど、なんか悪いなって・・・」
「大丈夫です。涼子さんといる方が楽しいですから」
そう言って笑う顔がひどく眩しく見えた。
両手に持った切り子のグラスを何度も見比べては吟味する。
もう既に10分はこの状態が続いている。
隣で見ている司は面倒臭そうな顔一つせず、
うんうん悩む涼子の姿を優しく見つめていた。
「・・・あ、ごめん。私って夢中になりすぎると周りが見えなる悪い癖があるんだよね。荷物重いでしょ?あっちのベンチで待っててくれない?」
「いえ、いいです」
「じゃあどっかに入ってお茶でもして待ってる?」
涼子の言葉に微笑むと、ゆっくり首を横に振った。
「ありがとうございます。お気持ちだけで充分です。僕はここにいます」
「・・・でも私に付き合ってたらいつになるかわかんないよ?」
「構いません。僕がいたくているんです。・・・・ご迷惑ですか?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど、なんか悪いなって・・・」
「大丈夫です。涼子さんといる方が楽しいですから」
そう言って笑う顔がひどく眩しく見えた。

