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「・・・涼子、ごめん。大丈夫か・・・?」
「・・・・・・・・・・」
私の髪の毛と背中をゆっくり撫でながら司が心配そうに覗き込んでいるけど、
ベッドにぐったり横たわる私はもう喋る気力すら残っていない。
あれから、私の部屋に入るとすぐに激しい抱擁とキスをされた。
靴を脱ぐ暇すら与えられずに。
司の行為はエスカレートしていき、そのまま玄関で事を進めようとしていたのでそれだけは何とか阻止したけれど、抱きかかえられ寝室に連れて行かれてからはもう昨日の再現だった。
昨日・・・というかほとんど今朝まで繰り返されたあれだけの行為を、
またこうして今日もするなんて本当に信じられない。
一体そんな体力がどこにあるの?!と思ったところで司は止まらなかった。
何度も何度も私の名前を甘く、切なく呼ばれる度に、あり得ないと思いながらも私自身も彼に愛されていることの幸せを体中で感じていた。
「ほんとにごめんな・・・俺、今まで毎日夢で見るほど涼子のことしか考えてなかったから、自分でもコントロールがきかないよ」
「・・・・・・・・野獣か」
やっとのことで絞り出した皮肉もカラカラに掠れた声しか出ない。

