「仕事を早く切り上げてここで待ってれば涼子はこいつと出てくるし、おまけにイチャイチャ触りやがって・・・」
そう言ってまた中村君を睨み付ける。
「ち、ちょっと!イチャイチャなんてしてないから!」
「してただろう?さっき涼子に触ってたじゃないか。その後涼子は顔を真っ赤にしてるし・・・俺は頭がおかしくなりそうだったよ」
くしゃっと髪の毛を掴んで苦しそうに言う。
完全に誤解なのに、それでもこんなに気持ちを露わにしてくれるのが嬉しい。
・・・・なんてことは言えない。
「司、それは誤解だか・・・・」
「僕と涼子さんの仲なんですから大目に見てくださいよ」
「・・・・なんだと?」
私の言葉に被せるように突然中村君が爆弾発言を投下した。
その瞬間、司の瞳に怒りの炎が灯ったのがわかる。
「中村君・・・?」
焦る私にだけ見えるようにウインクすると、彼はさらに司を挑発していく。
「だってほら、割り切った付き合いなんですから。これくらいは普通でしょう?」
「お前・・・」
「それに、南條さんだって似たようなことをして涼子さんを裏切ってたんじゃないんですか?」
一番突かれたくないないところを指摘され、司の顔が強ばる。ギリギリと握りしめた拳が震えている。
そう言ってまた中村君を睨み付ける。
「ち、ちょっと!イチャイチャなんてしてないから!」
「してただろう?さっき涼子に触ってたじゃないか。その後涼子は顔を真っ赤にしてるし・・・俺は頭がおかしくなりそうだったよ」
くしゃっと髪の毛を掴んで苦しそうに言う。
完全に誤解なのに、それでもこんなに気持ちを露わにしてくれるのが嬉しい。
・・・・なんてことは言えない。
「司、それは誤解だか・・・・」
「僕と涼子さんの仲なんですから大目に見てくださいよ」
「・・・・なんだと?」
私の言葉に被せるように突然中村君が爆弾発言を投下した。
その瞬間、司の瞳に怒りの炎が灯ったのがわかる。
「中村君・・・?」
焦る私にだけ見えるようにウインクすると、彼はさらに司を挑発していく。
「だってほら、割り切った付き合いなんですから。これくらいは普通でしょう?」
「お前・・・」
「それに、南條さんだって似たようなことをして涼子さんを裏切ってたんじゃないんですか?」
一番突かれたくないないところを指摘され、司の顔が強ばる。ギリギリと握りしめた拳が震えている。

