ボフッ!!
勢いのついた体はそのまま背中から何かにぶつかって止まった。
「な、何?・・・・って、えっ?!」
わけがわからず後ろを振り返ってまさかの光景に思わず固まる。
「涼子は渡さないって言っただろ」
突然現れた司は一瞬だけ私に目をやると、すぐに眼光鋭く中村君を睨み付けた。
「司・・・・なんでここに・・・?」
私の言葉に今度は呆れたような顔をすると再び私に視線を戻した。
「なんで?そんなの涼子を待ってたに決まってるだろ?どうして黙っていなくなったりしたんだ。起きたら涼子がいなくて俺がどれだけ焦ったと・・・・俺はまた夢でも見てたんじゃないかって・・・」
顔を歪めて苦しげにそんなことを吐き出す。
「ご、ごめん。でも時計を見たらもうあり得ない時間になってて・・・司は熟睡してたし、また後で連絡すればいいって思ってた。でもよく考えたら連絡先も知らないって後から気が付いて・・・」
「今日一日生きた心地がしなかった。また涼子がどこかに消えてしまうんじゃないかって」
「ご、ごめんね?そんなつもり全然なかったんだけど、ほんとにごめんなさい」
勢いのついた体はそのまま背中から何かにぶつかって止まった。
「な、何?・・・・って、えっ?!」
わけがわからず後ろを振り返ってまさかの光景に思わず固まる。
「涼子は渡さないって言っただろ」
突然現れた司は一瞬だけ私に目をやると、すぐに眼光鋭く中村君を睨み付けた。
「司・・・・なんでここに・・・?」
私の言葉に今度は呆れたような顔をすると再び私に視線を戻した。
「なんで?そんなの涼子を待ってたに決まってるだろ?どうして黙っていなくなったりしたんだ。起きたら涼子がいなくて俺がどれだけ焦ったと・・・・俺はまた夢でも見てたんじゃないかって・・・」
顔を歪めて苦しげにそんなことを吐き出す。
「ご、ごめん。でも時計を見たらもうあり得ない時間になってて・・・司は熟睡してたし、また後で連絡すればいいって思ってた。でもよく考えたら連絡先も知らないって後から気が付いて・・・」
「今日一日生きた心地がしなかった。また涼子がどこかに消えてしまうんじゃないかって」
「ご、ごめんね?そんなつもり全然なかったんだけど、ほんとにごめんなさい」

