「南條さんは今お仕事で外出されています。お昼にはお帰りになると言ってましたから、上でお待ちになられたらいかがですか?」
「え?あ、はい・・・」
凄い・・・
司は本当に私が来たときには中に通すように伝えてたんだ。
こんなにすんなり部屋に通してくれようとするなんて。
確かに私は鍵をもっているけれど、まだそんな話は一度だってしていないのに。
「じゃあご案内致しますね」
「あ、お願いします」
そう言うと女性はエレベーターホールへ続くドアを解除した。
「鍵はお持ちですか?」
「はい。・・・・これ」
「あぁ!でしたらこの先はお一人の方がいいかもしれませんね。部屋は最上階の10階になります。そのフロアには1戸しかありませんから、エレベーターを降りればすぐにわかりますよ。あとはカードでドアを解除すれば大丈夫です」
1戸?!嘘でしょう?
どれだけ凄いところなのよ?!
「それではごゆっくりどうぞ」
満面の笑みで見送られゆっくりとエレベーターのドアが閉まる。
やがてそのまま音もなく滑らかに体が浮上していった。
「え?あ、はい・・・」
凄い・・・
司は本当に私が来たときには中に通すように伝えてたんだ。
こんなにすんなり部屋に通してくれようとするなんて。
確かに私は鍵をもっているけれど、まだそんな話は一度だってしていないのに。
「じゃあご案内致しますね」
「あ、お願いします」
そう言うと女性はエレベーターホールへ続くドアを解除した。
「鍵はお持ちですか?」
「はい。・・・・これ」
「あぁ!でしたらこの先はお一人の方がいいかもしれませんね。部屋は最上階の10階になります。そのフロアには1戸しかありませんから、エレベーターを降りればすぐにわかりますよ。あとはカードでドアを解除すれば大丈夫です」
1戸?!嘘でしょう?
どれだけ凄いところなのよ?!
「それではごゆっくりどうぞ」
満面の笑みで見送られゆっくりとエレベーターのドアが閉まる。
やがてそのまま音もなく滑らかに体が浮上していった。

