「そんな・・・そんなことは・・・それだけは絶対に違いますっ!!」
頭を抱えてイヤイヤをする姿を見て卒倒しそうになる。
イヤイヤはこっちだよっ!
散々人を振り回してきた前科がありながら、こともあろうに『それだけはない』
だと?!
怒りは爆発しそうなほど膨らむ。
「・・・もういいよ。別にそのカードキーがどこのものでも私には関係ない。とにかくこれ以上私の所では何もしてやれないから帰って」
発した言葉に弾かれたように顔を上げた男は驚愕の顔をしている。
「そんなっ、嫌です!お願いします!僕を助けてくださいっ!!」
「寒空の下そのまま追い出すようなことはしないから。最寄りの交番には連れてってあげる。お金も・・・最低限必要な分だけはあげるから」
「そうじゃないんです!あなたから離れちゃ駄目だって、本能がそう言ってるんですっ!!」
その時耐えに耐えていた堪忍袋の緒が切れた。
「ふざけないでっ!!私はもう死ぬまであんたなんかに会いたくなかったの!やっと心の平穏を手に入れたっていうのに今更一体何なのよ?!私をこれ以上かき回さないでっ!!!」
はぁはぁはぁ
震える声で一気に吐き出した。涙など絶対に流すものか。
こいつのために流す涙などもうただの一滴も残されてなどいない!
悔しさにグッと唇を噛むと、そのままあいつの顔を睨み上げた。
頭を抱えてイヤイヤをする姿を見て卒倒しそうになる。
イヤイヤはこっちだよっ!
散々人を振り回してきた前科がありながら、こともあろうに『それだけはない』
だと?!
怒りは爆発しそうなほど膨らむ。
「・・・もういいよ。別にそのカードキーがどこのものでも私には関係ない。とにかくこれ以上私の所では何もしてやれないから帰って」
発した言葉に弾かれたように顔を上げた男は驚愕の顔をしている。
「そんなっ、嫌です!お願いします!僕を助けてくださいっ!!」
「寒空の下そのまま追い出すようなことはしないから。最寄りの交番には連れてってあげる。お金も・・・最低限必要な分だけはあげるから」
「そうじゃないんです!あなたから離れちゃ駄目だって、本能がそう言ってるんですっ!!」
その時耐えに耐えていた堪忍袋の緒が切れた。
「ふざけないでっ!!私はもう死ぬまであんたなんかに会いたくなかったの!やっと心の平穏を手に入れたっていうのに今更一体何なのよ?!私をこれ以上かき回さないでっ!!!」
はぁはぁはぁ
震える声で一気に吐き出した。涙など絶対に流すものか。
こいつのために流す涙などもうただの一滴も残されてなどいない!
悔しさにグッと唇を噛むと、そのままあいつの顔を睨み上げた。

