「・・・・はぁ~」
会社に着いたときには既にぐったりしていた。
風邪のせいじゃない。
あいつに完全に振り回されていることが原因だ。
これでいいのか?と思いつつ、心の底から嫌がってない自分がいる。
そのことがまた自分の心をどっと疲れさせていた。
「涼子さん、おはようございます。もう大丈夫なんですか?」
声をかけられ振り向くと、あの日以来の中村君の姿がそこにあった。
「あ、おはよう。連絡くれたのに気付かなくてごめんね。もうずっと寝込んでて・・・」
そう話す私を中村君はじっと見つめている。
「・・・・・あの人、まだいるんですか?」
あの人?と一瞬思ったがどう考えても該当者は一人しかいない。
「・・・え?あ・・・・うん」
「期限は過ぎたんじゃなかったんですか?」
「そうなんだけど・・・・あれから私ずっと寝込んでて。本当にダウンしてたから何も覚えてなくて。でもあいつがいたから助かったのも事実で・・・」
しどろもどろになりながら説明していく。
なんだか浮気を疑われた人の必死の弁明みたいじゃないの。
何もやましいことなんてないのに。
会社に着いたときには既にぐったりしていた。
風邪のせいじゃない。
あいつに完全に振り回されていることが原因だ。
これでいいのか?と思いつつ、心の底から嫌がってない自分がいる。
そのことがまた自分の心をどっと疲れさせていた。
「涼子さん、おはようございます。もう大丈夫なんですか?」
声をかけられ振り向くと、あの日以来の中村君の姿がそこにあった。
「あ、おはよう。連絡くれたのに気付かなくてごめんね。もうずっと寝込んでて・・・」
そう話す私を中村君はじっと見つめている。
「・・・・・あの人、まだいるんですか?」
あの人?と一瞬思ったがどう考えても該当者は一人しかいない。
「・・・え?あ・・・・うん」
「期限は過ぎたんじゃなかったんですか?」
「そうなんだけど・・・・あれから私ずっと寝込んでて。本当にダウンしてたから何も覚えてなくて。でもあいつがいたから助かったのも事実で・・・」
しどろもどろになりながら説明していく。
なんだか浮気を疑われた人の必死の弁明みたいじゃないの。
何もやましいことなんてないのに。

