「涼子さん!」
名前を呼ばれてハッとした瞬間、手に持っていたゼリーが足元に零れ落ちてしまった。
「あ・・・」
拭かなければとタオルに手を伸ばすよりも先に司の手が足に触れていた。
「ち、ちょっと・・・・!」
「いいですよ、僕やりますから」
そういう問題じゃあない!
思いっきり触ってるから!太股っ!!
やっぱり絶対におかしい。
これまではこんなに積極的に接触してくるようなことはなかった。
司の中で明らかに何かが変わっている。
「ねぇ、自分でできるからいいって!」
そう言って慌ててアイツの肩を押すと、そのまま頭を上げた司の顔が眼前でピタッと止まる。
互いの呼吸が止まる。
見つめ合ったまま身動き一つ取れない。
先に目を離した方が負けのような、ドクドクととてつもない緊張感が走る。
ほんの少しでもどちらかが顔を動かせば、そのままキスができてしまう。
それくらいの至近距離で固まったまま動けずにいる。
果てしなく長い時間に感じた。
これ以上はもう心臓がもたない・・・・っ!!
名前を呼ばれてハッとした瞬間、手に持っていたゼリーが足元に零れ落ちてしまった。
「あ・・・」
拭かなければとタオルに手を伸ばすよりも先に司の手が足に触れていた。
「ち、ちょっと・・・・!」
「いいですよ、僕やりますから」
そういう問題じゃあない!
思いっきり触ってるから!太股っ!!
やっぱり絶対におかしい。
これまではこんなに積極的に接触してくるようなことはなかった。
司の中で明らかに何かが変わっている。
「ねぇ、自分でできるからいいって!」
そう言って慌ててアイツの肩を押すと、そのまま頭を上げた司の顔が眼前でピタッと止まる。
互いの呼吸が止まる。
見つめ合ったまま身動き一つ取れない。
先に目を離した方が負けのような、ドクドクととてつもない緊張感が走る。
ほんの少しでもどちらかが顔を動かせば、そのままキスができてしまう。
それくらいの至近距離で固まったまま動けずにいる。
果てしなく長い時間に感じた。
これ以上はもう心臓がもたない・・・・っ!!

