「両親はそれぞれ芸能人だった。

お互いイメージ崩壊を恐れて、

花が2才の頃、花を捨てた。

花は社長夫婦、つまり今の花の両親に預けられた。

さすが、社長。

幼稚園は私立だった。

天才でテストは常に上位をとり続けていたあの子を同級生が憎んでいじめを始めた。

あの子は両親に言えず5年間、苦しんだ。

心はぼろぼろだったし、精神的にきつかった。

その時にあの子を助けたのが小学校2年生の時の松沢先生だったんだって。

いじめを無くそうと努力したけど、

やっぱりダメで……

学校側からきつい罰を与えられた。

松沢先生はそれを苦に自殺した。

それを聞いた花は学校をやめて、

イギリスに留学した。

最初は心を開くことをしなかった。

でも幼稚園の頃からしていたバレーで

少しずつ仲のいい子が出来て、

信頼できる親友も出来た。

小学校5年の時に日本に帰ってきたあの子は

公立の小学校でバレーをした。

最初は皆、色々教えてくれて楽しくやっていた。

小学生とはいえ全国で優勝してる。

花がレギュラーで。

でもそのうち、レギュラーだった子が文句を言い出した。

それがきっかけでいじめを受け始めた。