紙袋の口はテープで閉じてあって、中が見えない。 紙袋には“あみへ”と、書いた紙が貼ってある。 この字は、ケイさんのものだ。 「ねぇ~、カノーン。これ何かなぁ?」 「さぁ?来た時にはあったよー。開けちゃえー!」 「わかったー。」 あたしは、そーと袋をあけた。 私は言葉を失った・・・・ 「えー、何が入ってたのー!?」 カノンが私の手元をのぞきこむ。