アジサイの季節の

甘やかされて育ちました。ほしいものは、何でも手に入り、それでもまだまだ、もっともっとと欲しがりました。誰にも起こられなったし、誰にもしかられなかった。それがアユミの世界のすべてだった。だから、大人になるにつれて、どんどん生きにくくなってきた。愛がなにかもわからず、その事になんも疑問がなく、ただ求められれば、平気だった。セックスは、それだけのものだったし、だれとなんかいしたとか、どうでもよかった。だけど、それは、おおかきなことをおしえてくれた。はじめての喪失感だった。確実になにかがいて、それが誰にも喜ばれなくて、疎まれて、病院にいた。誰も救えないさっぱりしたみたいな、とんでもないことをしたようなきっと、もうこんな気持ちになることはない。アユミは、家族に、友人に守られている、だけどね、もう遅いんだ。あたしは、もうここにはいられない。いられないんだ。アユミは、あたしだけど、あたしは、アユミだけど、さよならなんだ、ごめんね、だけど、ダメなんだよ、もうどうしようもないんだ。ありがとう、ありがとう、さよなら、

お風呂でしか自由にならないから、記録しておく。パジャマを来て、ここから、アユミを演じなければならない。