私はあの日、近所の公園で遊んでいた。

「れんーん!」
れんくんとは私の幼なじみの高須蓮人。

お父さんとお母さんは仕事でいなかったため、
蓮人と2人で遊んでいた。

「りんちゃん!こんどこっちであそぼー!!」
そう言って蓮人が指さしたものは少し複雑なアスレチック。


「れんくん、まってえ~」

「はやくきてよ~

ほら、こっちこっち~」

ズルッ
「わっ!きゃーっ!!」
私はこの時、踏み出した足を滑らせ結構な高さから落ちた。

「りんちゃん!?りんちゃん!!りんちゃん!!」