From 七瀬遥



今日は8月12日。天気はみごとに快晴。眩しいぐらいに太陽が出ている、あまりの日差しの強さに目を細め、ズルズルと布団からでた。そして俺はいつも通りの朝6:30に起きる。朝一番にすることは小学校の頃から変わらない。洗面所にいきなれた手つきで水着に着替える。そう、水風呂につかることだ。俺は昔から水が好きだ。((鯖も好きだが))そのきっかけは小さい頃に通っていた水泳教室だ。始めてプールに入ったとき....あのときの景色は今でも忘れられない。水の世界はとても綺麗で、気持ちよかった。つま先を水に入れた時のヒンヤリとした感覚とか水を切り裂いて進む爽快感。そして息の気泡が銀色に輝き、頭上から差し込んでくる光が筋になり所々水の色を変化させる景色。そして水の中の独特な静けさ。その世界に俺は見とれて水泳の世界に潜りこんだ......