いつもより10分早く起きて ゆっくりと着替え、下に降りる。 ちら、と奏多のベッドを見ると もう奏多の姿はなかった。 奏多は寝起きが弱くていつも遅い。 いつも私の事ひっぱって ベッドのに引きずりこんでた。 やっぱり、避けてるよね。 避けない理由なんてないもんね。 ................ダメダメ。 少しでも忘れないと................。 憂鬱な気分のままドアを出た。