そこには、奏多ではなく

なぜか健が立っていた。





「やめろっつんてんだろ?どけ」




そそくさと帰っていく男子達。

た、助かった....................




「ありがとう、健!」



にこっと笑いかける。

するとはあ、とため息をつき俯く健。





「................瑠奈ちゃんって

本当に無防備だよな。」


「................え....?無防備?」


「あとさ、ごめんな!俺勘違いして!

奏多と幼なじみだったんだろ?

2人で出かけるなんて日常だもんな!」






幼なじみ............................


きっと奏多が言ったのだろう。