「いいから。つなげ」


ぎゅ、と手を掴まれる。




...........でも力加減してくれてるのかな

優しく、私の手を掴む。




そして男子が群がる寮の中を

手をつないで歩く。


私達の部屋は1番奥なので、

出口まで1番遠いのだ。





「え、手つないでるぞ!?」

「嘘だろ!?瑠奈ちゃあーん」

「俺らの瑠奈ちゃんが................」

「あんの坂元奏多................」





すっごい視線とヤジ。

てか奏多恨まれてるっぽいけど。