私は子供に
奏多の事を伝え続けるよ。
どんな人だったか。
あなたのパパはかっこよかったって。
「きれーなお空だねえ」
「でしょう?あのお空にパパは
住んでるの。
だから上でずっと見ててくれるよ。」
「そうなんだあ................
おーーいっ!パパーーーっ」
無邪気に笑って空に
手を降る芽生。
奏多、見てる?
私もう22歳になったよ。
この通り、シングルマザー。
もう恋は絶対しない。
私の好きな人は奏多だけだし
この子のパパも奏多だけ。
だからね?
あなたを愛し続けます。
この子と2人で生きて行きます。
きっと私はいつまでも。
END