「う............っ............奏多ぁ............

奏多ぁっ!!!!」





私の叫ぶような声が

病室に響いた。




こんなに泣くのは久しぶりだ。





前泣いた時は奏多が

支えてくれたけど





今はそんな事出来ないんだよね。







私はこの日一日中奏多の隣から

離れなかった。







離れたら奏多が

消えてしまいそうで怖かったから。