小さい部屋に寝ていた私は ずっと付き添ってくれた奏多の手を 離さずにいた。 「瑠奈、頑張ったな............ ありがとう、瑠奈............」 「赤ちゃんの為って思ったら........ 何でもできるんだね........」 奏多は優しく私を抱きしめる。 「瑠奈、俺前名前考えたって 言っただろ」 「ああ............言ってたね....」