ガチャリとドアが開き
奏多が出てくる。
奏多のパパが主治医なので
生活の話とかもしているらしい。
............でも今日は少しだけ
雰囲気が違うのを感じた。
「........どうだった??」
「........治る方法が1つだけ
あるかもしれない............って........」
奏多は私を見つめながら
そう小さい声でつぶやいた。
............治る方法................!!!
私がずっと信じていた言葉。
ずっと聞きたかった言葉。
「ど、どんな!!??」
「................心臓移植」
心臓........移植....................