「なあ瑠奈............

子供の名前考えねー?

生まれるの多分1月くらいだろ」


「あ、そうだね!

私子供の名前考えるの楽しみ

だったんだ!」




『赤ちゃんの名前』

と書いたノートを持ち出す。




「こんなの用意してたのか」


「た、楽しみすぎて。」





奏多はあははっと

優しく笑い、名前を考えはじめる。




女の子....................





もしかしたらこの子が

自分の父親を覚える事がないまま

奏多は....................




そうなるかもしれない。







悪い方にばかり考えてしまう。





全て、奏多の病気に繋がる。






「............まあよくよく考えてから

決めようぜ。テレビ見てーし」


「そうだね。」




そして私達は久しぶりの

2人での時間を過ごしていた。