すごいスピードで決めたこの家。


とても綺麗で

私からしたらすごい豪邸だ。




シンプルだけどおしゃれなのが良い。






「おーー荷物本当に来てんな........

家具はもうつけてもらったから。」


「へえー........奏多って意外と

準備良いよね。」


「............は?意外と?」





じりじりと近づく奏多。

そして私はじりじりと後ずさる。




「そんな事言ったから............」




くいっとあごを持ち上げられる。

その瞬間、久しぶりのキスをした。




『坂元』と書かれた私達の家で。





「よし♪んじゃー荷物は明日にして

今日はゆっくりしよーぜ。」


「う、うん............」





Sなのか優しいのかよく分からない。




............この人が来年死ぬなんて

まだ私には考えられない。





!!ダメダメ........考えちゃダメ!