全てを話し終わった奏多は

手で顔を隠して泣いていた。




私もベッドに顔を埋めて泣いた。







そんな真実があったなんて。


私を好きでいてくれてたなんて。





私達の事をあと1年

守りきるって言ってくれた。






心臓の病気とずっと

戦ってきてたんだ。




静かに、1人で。




私を傷つけないために

奏多は1人で辛い思いをしてた。






そう思うと涙が止まらなかった。