「で................奏多................っ

あなたは........................

18歳までしか生きられないの........」







え........................?





俺の中の何かが崩れた。




18歳になったら死ぬ。

高校3年生までしか....................







お袋も親父も涙を流していた。




俺はそんな2人の前で

涙の1滴も出なかった。






入院ではなくて通院になった頃に

俺は瑠奈に告白された。





めちゃめちゃ嬉しかった。

このまま飛んでいけそうなくらい。



可愛くて素直で

ずっと好きだった瑠奈。





そんな時も、俺はお袋の言葉を

忘れられなかったんだ。





18歳までしか生きられない。






瑠奈といると絶対傷つける。

俺が死んだら瑠奈は1人になる。




18歳までしか生きられない男を

瑠奈に忘れてほしかった。