目覚めた時は

親が2人とも泣いてて病院の先生が

何かを話していた。




俺は病気なのか?

死んでしまうのか?




そんな事が小学生の俺の頭で

ぐるぐると回っていた。



頭が壊れそうなくらいに。






「お袋、親父............俺........」


「................よく聞いて、奏多............

あなたは心臓の病気なの

走ったら発作が起きたりする。」






心臓........................



自分の心臓の位置に

手をあてて静かに俺は話を聞いた。




自分でも信じられないくらい

冷静に聞けていた。