「奏多、私先生に行ってくる!」


「待って。」




ぐいっと腕を掴まれる。




奏多はとても真剣な顔で




「全部話す。

隠してた事も、全部................」




と言った。


私はただ、静かにうなずいた。






さっきまで強かった日差しが

雲によって隠れていった。








そして奏多はゆっくりと

話始めたのであった。