奏多は緊急で搬送され

私と奏多ママは部屋の前にいる。



まだ会話はない。




奏多の苦しそうな姿を見て

私はただ慌てる事しか出来なかった。




奏多........................っ





神様、奏多を助けてください。



例え、私の命を捧げるとしても

奏多が助かれば良いです。




これからの幸せを奪わないで。

私達は............家族としてすごすの。




だから、だから........................






「............瑠奈ちゃん、

奏多から何も聞いてないんだよね。

昔、仲良かった時にも。

引っ越す時も................」


「............聞いてません。

私、奏多が引っ越す直前に............

奏多に告白してふられて、

それで引っ越してって...............」