「俺さ、昔瑠奈の事好きだった。
5個下だけどすげえ可愛くて
素直で優しくて....................
でも瑠奈は........奏多が好きだった
ずっと見つめてたし
................相談だってされたよ
こうやって言ったら良いよって
真剣に考えてあげた。
俺は瑠奈が............好きだった............」
「みっくん........................」
『............それで何だよ
俺と瑠奈に別れろって?』
「ちげーよ。
何であの時瑠奈をふったのに
今............こうして付き合ってんだよ」
『................お前には関係ない』
みっくんは泣きそうで悔しそうな顔で
天井を向いたままだった。
私は2人の会話を聞く事しか
出来なかった。
「関係あるだろ!!!
俺は諦めたのに....................
お前はふって、逃げたのに!!
何で今こうやって瑠奈と幸せに........
なろうとしてんだよ....!!」
みっくんはついに涙を流した。
優しくてお兄さん的な存在で
頼れたみっくん。
こんな気持ちでいたなんて。
全然気がつかなかった。
みっくんの涙はゆっくりと流れた。