「あ、あのお義父さんは
いつ、帰って来ますか?」
「えっと............あと30分くらいかな」
「............じゃあ帰って来られたら
お話しする事が............」
ママはにこりと笑ってうなずく。
............頑張れ、奏多。
私は隣で甘いコーヒー牛乳を
飲みながらそう心から思った。
「................お腹大きくなったね」
「うん........触って?」
ママは立ち上がり優しくなでる。
「........こんなに早くおばあちゃんに
なるなんてね............。
それに瑠奈がママになるなんて。
まだ........不安だけど
奏多君もいるし瑠奈のお腹みて
不安なんて飛んでったよ」
ママは昔とおなじように
くしゃっと笑った。
私の大好きだったこの笑顔。
気がつくともう30分が
たっているのだった。