「........お世話になりました」


「色々ありがとうございました」





たくさんのダンボールを

トラックに積み先生に挨拶をする。





「............頑張れよ、2人とも。」


「「はい!」」







「おーーーーーーい!!!!」





大きい声で叫びながら

寮から出てくる人。





「健!!??」


「はあ、はあっ............

........学校やめるとか聞いてねーよ

何で言わねーんだよ!!」


「............しょうがなかったんだ

ごめん、健」


「............友達だろ?

奏多とはずっと前から友達だったし

瑠奈は..........前好きだったけど

今は友達として本当に大好きなんだ

だから........................

本当に................頑張れ................!」





健は少し泣きそうな顔で

私達に歯を見せながら笑った。




この笑顔を私達は忘れる事は

ないだろう。絶対に。