奏多は立ち上がり先生に

向かってお辞儀した。



私もすかさず立ち上がりお辞儀する。






「................やめろよ............

俺........涙もろいんだから............っ

............頑張れよ................

俺はお前達の幸せを願ってる。

心から....................いつまでも願うよ」


「先生............っ............

ありがとう、ございました............っ」







こんなにも自分達を思ってくれる

大人が家族以外にいるなんて。




そう思うと涙が止まらなくなった。









そして私達は最後の授業を受けに


クラスへと向かうのだった。