「着替えたか。よし行くぞ?」
「うんっ」
奏多と右手で手をつなぎ
左手でお腹をなでる。
先生が私のお腹に気を使って
辛くなったら制服じゃなくていいって
言ってくれてる。
きっと今日も私達の事を
色々考えてくれて話してくれる。
先生と私達2人がいつも会うのは
最初に話した生徒相談室。
今ではお決まりのこの場所。
「「失礼しまーーす」」
「お、来たか........そこ座れ」
入った瞬間。
いつもいる担任と
厳しい顔をした校長先生がいた。
やっぱり今日はいつもと違う。
私達は手を握りしめそこに座った。