少しずつ涼しくなってきて

もう秋を感じる10月。




私のお腹に命が宿ってから

6ヶ月がたっていた。





もう私のお腹は随分と大きくなり


制服だと誤魔化せなくなっていた。






私の妊娠を知っているのは


学校では奏多と健と先生だけ。





でももう周りにもわかるくらい

大きくなってしまっているのだ。






「瑠奈、お腹大きくなったな........」




涼しい秋の朝。



いつも通り《寝相が悪いから》

という理由で一緒に寝ている私達。





私の大きくなったお腹を

奏多は毎朝のようにさすっている。