先生の照れた顔と

みんなのひゅー♪という声。




私はただ赤くなって黙っていた。





「じゃ、じゃあ授業を続ける。」




また黒板に問題は書かれていく。



「も、もう奏多!?

何言ってんの、みんなの前で............」


「いーだろ別に♪♪本当の事だしー?」








奏多は満足したのか

シャーペンを持ち黒板を写し始めた。




そんな奏多の隣で

まだ動けずにいる私なのだった。