「いいよいいよ。
でも6ヶ月になったら周りから見ても
分かるようになるから........」
「どうすればいいですか?
学校もやめなきゃ.........ダメですか?」
先生を見上げる形で見つめる。
出来る事ならやめたくない。
でも体の事も心配だから................
「............それは俺には何もできない。
お前達が3年ならいいんだが
2年だからあと1年あるしな............
子供も育てる事になるだろ?」
どんな事も先生は
私達の事を考えてくれている。
この人が担任で良かった。
心からそう思えた。
「............瑠奈のお腹がどうしても
隠しきれなくなったら
2人で学校を休学させてください。」
「奏多....................?」
「出産後には.........子供を育てる為に
まだ休まなきゃならないから
きっとやめる事になると思うけど
俺と瑠奈の........赤ちゃんで
乗り越えていくんで。」