職員室前。


まず私達の担任に話すつもり。





「瑠奈、大丈夫?心の準備できてる?」


「も、もちろん。できて、る!」


「............できてねーじゃん」





奏多はくしゃっとした

笑顔で私の頭をなでる。




胸がきゅんっとなったのが

自分でもしっかり確認できた。






「よし。行くぞ?

俺が話してやるから。

だから瑠奈は側にいるだけでいい」


「............ありがとっ奏多!」







そして奏多は職員室のドアを

ノックし、担任を呼んだ。