「赤ちゃん、女の子だったね」 「女の子か................ 俺の子だし可愛いだろうな」 「私に似てね」 「俺に似てな」 すぐに張り合う私達。 こんな風なのが続いてほしいな............ 「お腹、出てきたな」 私の少し出たお腹をさする。 「うん。ぽこっとね」 「............明日学校に報告するか」 奏多は決心したような顔で 私を見つめた。 私はにこりと笑ってうなずいた。