「私、紫輝に甘えてた。

奏多にふられてから寂しくて。

でも私は奏多の事

忘れられた事なんてなかった。

それで.......................

私奏多が大好きなの。

だから........紫輝、別れて下さい」







言い切った。


私の気持ちを全て伝えられた。






奏多は私の背中をぽん、と叩く。





「あーーーーあ。

やっぱりダメだったか。

俺瑠奈が奏多しか想えないのは

分かってたはずなのに....................

................なんか........つれーわ........」






紫輝は天井を見上げ悲しく笑う。




「................紫輝........ごめん............」


「............奏多、瑠奈を幸せにしろよ。

お前の全てを瑠奈に捧げろ。

例えお前が消える事になるとしても」


「................お前に言われなくても

俺は瑠奈を離さねーし

絶対に幸せにするから。」






私の肩を抱き、そう紫輝に言った。