ガチャン、とドアを閉める音と
同時に奏多は荷物をベッドに投げ
ボスン、と座った。
「................」
「................」
すっごい静か。
他の部屋の声が聞こえるくらい........。
まあ、しゃべることなんて................
「........おい」
いきなりおいって............
「............何」
「やっぱりお前か。同姓同名の
やつかと思った」
「................ここ受験したんだ?」
「まあ。男子校........だと思ってたし」