勢いよく部屋のドアを開ける。




「奏多っ....................あれ?」





いない....................



私が海に行ってる間に

出かけたのかな。






女の人の所かもしれない。


男子校だもん。外で会うしかないし。







自分のお腹を優しくさすり、

私は奏多の帰りを待った。







私が男の人に襲われた時も


こんな風に奏多が留守の時だった。






いまだに思い出すと

寒気がして怖くなるけど




奏多が抱きしめてくれたから


奏多が男達をやっつけてくれたから







私は今こうしてられるんだ。