私達はその言葉を最後に
部屋を後にした。
2人で病院のイスに座る。
ママは俯き、会話はない。
............奏多との子供なんて....................
私はすごい嬉しい。
でも............叶わない事だって............
世の中にはたくさんあるんだ。
涙が溢れそうになった時、
ママから声が聞こえた。
「................相手は誰なの」
「............昔隣に住んでて........
高校の寮で偶然同じ部屋になって
それで............付き合って」
「................え、もしかして
奏多くん?」
こくん、とうなずく。

