勢いよくドアが開き、

私のママが入ってきた。






「瑠奈................っ」


「ママ........」






ママに抱きしめられ、

久しぶりにママの匂いを感じる。






「瑠奈、大丈夫?」


「今はもう平気。」




にこりと笑ってみせる。





「すいません。

お母さんと瑠奈さん来てください」





白衣を着た病院の先生が

私達を小さい部屋へと通した。








「..........あ、まず瑠奈さんだけで。」






私は部屋に入り、

ママは部屋の前に座っていた。