湯船から出され、奏多の前に座る。
髪の毛洗ってもらうなんて............
恥ずかしいし............
奏多は私の髪を優しく
シャワーでぬらし、洗い始めた。
「............上手だね、奏多」
「まーな?」
小さい時............美容師になるって
ずっと言ってたもんね............
「俺、まだ美容師になりたいんだ」
「へえ!なれるよ奏多なら!」
「首動かすな、洗えねー」
「す、すいません........」
鏡を見ると少しだけ
笑っているような顔で洗っている
奏多の顔がうつっていた。

