ーさらに1週間後
「ハァ…ハァ…ハァ」
蓮斗が来なくなって2週間。
私の体調は悪くなる一方だった。
「薬の量を増やしましょう」
「止めてください。これ以上、娘が苦しむ姿は見たくありません!」
お母さん……泣いてる……。
ごめんね……。
「しかしお母さん。このままでは……」
「薬の量増やしたって治るわけじゃないでしょう!?苦しむだけじゃない!」
「それは……」
先生は口ごもった。
そっか……私……ガンなんだもんね……。
治るわけないよね……。
もう蓮斗と一緒に歩いたり、蓮斗と楽しく喋る事も出来ないんだ……。
「千佳」
蓮……斗……?
蓮斗なの……?
「祐助……」
夢?
蓮斗がすぐ近くにいる気がする。
「これまで娘さんの体調が良かったのは蓮斗君に会っていたからかもしれません。彼がここに来れば……」
「それだけで治るわけないでしょ!」
「実際一度外に出れるまで回復しているんです!」
「……呼びましょう、蓮斗君を」
蓮斗……会いたいよ……。
これが夢なら……覚めないで。
「ハァ…ハァ…ハァ」
蓮斗が来なくなって2週間。
私の体調は悪くなる一方だった。
「薬の量を増やしましょう」
「止めてください。これ以上、娘が苦しむ姿は見たくありません!」
お母さん……泣いてる……。
ごめんね……。
「しかしお母さん。このままでは……」
「薬の量増やしたって治るわけじゃないでしょう!?苦しむだけじゃない!」
「それは……」
先生は口ごもった。
そっか……私……ガンなんだもんね……。
治るわけないよね……。
もう蓮斗と一緒に歩いたり、蓮斗と楽しく喋る事も出来ないんだ……。
「千佳」
蓮……斗……?
蓮斗なの……?
「祐助……」
夢?
蓮斗がすぐ近くにいる気がする。
「これまで娘さんの体調が良かったのは蓮斗君に会っていたからかもしれません。彼がここに来れば……」
「それだけで治るわけないでしょ!」
「実際一度外に出れるまで回復しているんです!」
「……呼びましょう、蓮斗君を」
蓮斗……会いたいよ……。
これが夢なら……覚めないで。