青い空 恋の色

優子saidー

「優子ちゃん、千佳の事は私に任せて学校に行きなさい」

「……はい」

千佳の事は物凄く心配だけど学校を休むわけにはいかない。



「蓮斗ぉー♪かーえろ」

いつものように島崎君にまとわりつくあの女。

私はもう我慢の限界だった。


バンッ

教室を出ようとした2人の間に立ち、扉を叩いた。


「何ー?なんかよー?」

「ふざけないでよ!自分の事情だけで千佳振り回してどういうつもり!?あんたのせいで千佳病気になったんだからね!?」

「病気!?」

「あ……」

そんなつもりじゃなかったのに……ただ私は……。

「どういう事だよ!?千佳が病気って……一体何があった!」

「き、昨日倒れて……病院に搬送されたの……。そしたら……」



「ガン……?千佳が……?」

島崎君はとてもショックを受けている。

やっぱり、好きなんじゃん。


「れ、蓮斗?そんなのこの女の嘘に決まってるでしょ?」

「嘘かどうかは病院に行けば分かるよ!取り合えず千佳の所へ行ってあげて!今、一番傍にいて欲しい人は島崎君だよ!!」

島崎君の肩を揺さぶり、私は訴えた。


「……悪い、俺やっぱり千佳が好きだからお前とは付き合えない」

「だけどそれじゃあ……!」

「俺の個人的な事情より千佳の命のほうが俺には大事なんだ!」

そう言って島崎君は走り出した。


……良かったね、千佳。