青い空 恋の色

「何があったか知らないが、梨木1人で行かなきゃ意味ないならそれに従うしかないだろ。島崎、気持ちは分かるがここは抑えろ。女には女同士にしか分からない事もある」


病室にいた先生が言った。

別に、『女同士にしか分からない事』でもないんだけど。



「……」

悔しそうな顔を浮かべると島崎君は病室に入った。


「梨木。きっちり話つけてこい」

「は、はい」

喧嘩しにいくみたいな言い方やめてよね。


私は島崎君に出会った場所を聞いて、そこに向かった。



「島崎。お前……」

「……あいつとは……大島千佳とはガキの時からつるんでて……俺の……初恋の相手です」

「やっぱりな。大島がいなくなったと聞いた時のお前の反応でなんとなくピーンときたよ」


島崎君と先生がこんな会話をしているとも知らずに。