青い空 恋の色

「島崎君!」

病院で思いっきり叫んでしまった私は少し反省した。


「うるせーよ。病院で叫ぶな」

意識が戻った島崎君は少しご機嫌斜め。

きっと、島崎君が寝てる間に私が島崎君にキスした事なんて知らないんだろうな。

って、今はそれじゃないでしょ!

慌てて頭に浮かんだ考えを振り払い、私は島崎君に早速聞いた。


「ねぇ、島崎君。千佳と初めて会った場所、どこ?」

「はぁ?何だよ、急に」

「実は千佳の家に行ったら千佳がいなくて。千佳のお母さんが何かあると、千佳は蓮斗君と出会った所に行くって行ってたから島崎君に聞いてみようと思って」

「……ち、千佳が……いなくなった……?」

予想通りの反応。

やっぱり貴方達の間に私が入る余地なんて無いんだね。


「だから、出会った場所教えて!」

「千佳……千佳!」

私の声なんて聞こえてないみたい。

でも、ここで私と島崎君が行ったら千佳はまた悲しむ。

千佳は私が島崎君にキスした事に悲しんでるんだ。

だから謝るなら私1人で行かなきゃ!


「待って島崎君!」

私は必死に島崎君の腕を掴んだ。


「何だよ!」

「私1人で行かなきゃ意味ないの!」

「はぁ!?何でだよ!」

「だ、だって……」

言えないよ。
キスしたなんて……。