翌日。

「あ!大島さんおはよー!」

「おはよー!」

教室に着いた瞬間、クラスの女子達が私を取り囲んだ。


な、何!?

なんか昨日から皆の様子おかしくない!?


「ねぇねぇ大島さんって、島崎君の幼馴染みなんでしょー?紹介してー♪」

最後、「♪」マーク付いてますけど(笑)


そっか。
皆蓮斗と仲良くなりたくて、私に近づいたんだ。

じゃあもしかして優子ちゃんも……?


「おはよう!千佳!って、あれ?皆どうしたの?」

「ねぇ、優子も島崎君に紹介して欲しいでしょ!?」

「……そんなの興味ない。それに、島崎君と仲良くなるために千佳を利用しないで」

そう言って優子ちゃんは私を教室の外へと連れて行った。


優子ちゃん……。

うん、優子ちゃんは本当に私と友達になってくれたんだ。

ごめんね、疑ったりして。