レンタルな関係。-続々編-(仮)


「あの後ねぇ、青木さん、1週間くらい入院したんだよ」


「え? でもケガはなかったって……」


「体は無事だったんだけどね、なにしろアパートを吹き飛ばしちまったわけだからさ、責任を感じたんだろうね。それで弱って入院さ」


「そうなんですか……」



アパートを丸ごと1個ドールハウス状態にしちゃったわけだから、確かに落ち込むよね……。



「でもね、今はもうピンピンしてるよ。昨日もうちに来てさ、お茶飲みしてったよ」


「そうなんだ。良かった~」


「大福5個にせんべい5枚、かりんとう1袋、ついでに昼ご飯まで食ってったしね。カツ丼大盛り」


「あはは……ホントに良かったですね」


「胃袋だけは中学生だね、あれは」


「ぶぶっ」



青木さん、ヤセの大食いで有名なおじいちゃんだけど、ちゃんと回復したんだな。よかった。