「……とりあえず、メシ食うか」
「うん。そだね」
ドスン! ガタン!
「ひぃ~~! 麻紀、やめろって」
「アホアホバカ!」
アクロバットな画を見ながら食べる夕食は、なんとも言えず妙で。
白熱する二人を前に、テーブルをはさんだ私と流川は逆に神妙で。
「やっぱり、ご飯進まないね」
「ああ、さすがにな」
この事態を、どうしようかと悩んでいると……、
「ちょっと、あんたたちっ! 何してんのよ! 廊下まで怒声が響いてるわよ!」
突然部屋の中に現れたのは、、、、
「お、オネエマンっ!!!?」
なんと……、らぶりー留美!!
「と……、その仲間たち!」
オネエマンパラダイスの従業員の皆さん、だ。……たぶん。
いや、たぶんっていうのには理由があって。
「か、顔が……」
「なによ、ちんちくりん」
「顔が……ヤバい」
「は? 何言ってんのよ。失礼ね」
「だってお化粧が……」
そうなのだ。
全員すっぴんだから……一見すると普通におっきい男の人の集団で。
声を聞かなければ、判断不能。


